このワームを作る前に「ダブルJr.」と言うのが、外房のシャローで抜群の効果を発揮していました。壱岐にて「ダブルオクトパス」はどうかと試した所、ほぼ一投一匹の入れ食いになったのです。ダブルオクトパスの利点は、ワームが増える事で体積が増し、浮力が増えスローフォールになる事にあります。それ故にレンジキープがし易くなり、重さが増す事で飛距離が増えるのです。このスローフォールの部分に着目し、スローアジングにももっと対応出来るように、下部にエアーポケットを作った事によりスローフォールを実現しました。34が開発の際にその都度行っている海に潜っての目視確認をした所、ボディーは余分な動きを見せていませんでした。むしろ、テールだけが左右に開く動きではなく、先の方１cm位が上下に開く様に動き、細かな波動を出しているようで僕が潜っているにも拘らずアジが後ろから咥えるのが見えたのです。この「キメラベイト」は、活性が高い時、低い時に関わらずスローフォールと特異の形状でアジの目を引き、アジにとっては堪らないご馳走に見えるワームだと思います。

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